社会人になってからずっと、先輩や上司に叱られてきました。
叱られて落ち込んで、飲んで憂さ晴らして、また叱られる。
こ~んな、日々の繰り返しだったように思えます。
でも、叱られるという先には、自分のことを考えてくれていると
思えていたから一生懸命にそれに応えようとわれながら多少
の努力もしてきました。
もう古い人間なのかもしれませんが、叱られたことでひとっぱし
の社会人(大人)になれたように思っています。
それから、ときは流れて、いまは私が叱る立場になっています。
だけど、最近はめっきり叱らなくなりました。
その理由(わけ)を改めて問うてみると、
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「10叱っても1、2くらいだしなあ・・・」
「叱っているのに、怒っていると思われるし・・・」
「気まずくなるのもいやだし・・・」
愛情がなくなった?
仕事への信念がなくなってしまった?
心配りするだけの余裕がなくなった?
でも、叱る相手のほうも変わっているかも?
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「叱る」より「ほめる」「おだてる」ほうが効果ありそうだし。
しかし、根本的に叱る相手がいなくなっているのかも?
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が多くなって、叱る場面がなくなったよなあ。
ちなみに、「叱る」と「怒る」の違いは、
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【叱 る】
相手のことを考え、相手に非や責を理解させるために働きかける
こと。相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、あえて声を
荒げたり語気を強めたりして相手に伝えること。
【怒 る】
一般的に自分の感情を表現することで、一方通行の感情表現で
あると言われています。自分自身が腹を立てたことを相手にぶつ
けることで、自身の目的が果たせればそれでよく、相手がどのよう
に感じるか等を気にしない。だから、相手に反発を招く結果につな
がりやすい。