日向山のお楽しみは、なんといっても山頂（三角点）から少し進んだところにある、
「雁ヶ原」でした。
ふもとの「道の駅はくしゅう」を日の出とともに出発し、早朝の頂上で朝食にしようと
決めていました。
上記の写真に写っている方向をわかりやすく３Ｄにしてみました。
日かげをみつけて、さっそくお湯を沸かします。
１分とかからずに湯を沸かしてくれる頼もしい山のギアです。
飲み物は、ブレンディのカフェオレにしました。ちょっと苦みがあって好きです。
今回の山頂での朝食は、都内の某ホテル併設のベーカリーで、この日のために買ってきた
ぱん、そしてお気に入りのインスタントカフェオレです。
汗をいっぱいかいたので、カフェオレの苦みと、あまいぱんの美味しいことといったら、もう、
このうえなく幸せです。
天気もいいし、景色もいいし、早朝でまだ誰もいなし、満足している私に、ぱんが微笑んで
くれます。
でもって、左手遠くにそびえる鳳凰三山をのんびりと眺めながら・・・・。
わたしの気持ちは、そうこんな感じです。
景色を独り占めしたし、朝ごはんも美味しくいただきました。
さて、下山前のウォーミングアップで、この尾根の先に行けるらしいので行ってきました。
では、帰路のコース概念図を３Ｄにしてみました。
雁ガ原からの帰路は、急な砂場の下り坂（いわゆる砂走り）を一気に駆け下り、錦滝に
進みます。時刻は７時すぎの帰路スタートです。まだ雁ガ原にはだれもいません。
砂走りの最低鞍部に降りた場所に、この道標が立っていました。
そして、そこから見上げると雁ガ原がもうあんな高い場所になっています。
ここから錦滝へ至る下山路は、まさに転げ落ちるような急な下り道でした。
錦滝までの標高差４００ｍを飛んで跳ねて、さながらサルのようにどんどん下っていきます。
※わたしは下りは苦手ではないので、こんな調子で行きましたが、下りの苦手なかたは
標準のコースタイムよりかなり多めにコースタイムを考えておいたほうがいいと思います。
だって、ほんとうに転げ落ちるような下りですから・・・。
途中にこんなはしごが掛っていました。それも角度が急なことといったら、７０度くらいある？
両手で手すりを持ちながらほいほい下ります。
そして、膝が笑っちゃうくらいに下山してきたころ、滝の清水が流れる音が聞こえてきて、
眼前に錦滝がみえてきました。
そして滝の見晴らし台のような建物の横を下ると林道に出ました。（ここ錦滝が林道終点です）
そこからはひたすら平らな林道歩きとなります。
かなり以前から使われていないようで、草ぼうぼうだったり、落石があったり、崩落した場所も
ありました。（クルマやバイクの轍もみたところありませんでした）
少々鬱蒼とした林道ですが、快適な平坦林道歩きなので、まさに小走り的なスピードで進み
ました。 すいません。このためデジカメで写真を撮るのを忘れてしまいました。
途中で何人かこのコースで日向山に登るかたとすれ違いました。
（竿を持っていないので渓流釣り客でもなさそうです。健脚者とはこのひとたちのことをいう）
そして、気がつくと、登りよりかなりハイスピードで、もとの登山口に到着しました。
時刻は８時すぎ、ほぼ１時間内、これは自分でも速いと自覚があります。
写真も撮らず休憩もなしですから。
戻りを出迎えてくれたわがディフェンダーのまわりには、登山者のクルマでいっぱいになって
いました。
この後、トレッキングシューズを脱ぎ、汗びっしょりの衣類を着替え、そそくさと道の駅はくしゅう
へ引きかえしたのでした。
登り下りで２時間のコースタイム、ソロトレッキングになると、どうもあわただしくやってし
まいます。
追記：
デジカメ画像で思い出しました。
下りの林道では休憩なしといいましたが、、錦滝をすぎて林道を歩き始めるとすぐ左手に
水飲み場があります。ここで休憩したのでした。
ここの沢水冷たくて、顔を洗って、沢水を飲んで気持ちよかったぁ～。
