穂高岳山荘の小屋番、宮田八郎氏が伊豆の海で遭難とは・・

4月19日には北アルプスの営業小屋メンバーの入山日なので、今日あたり、そろそろハチローさんの穂高岳山荘からの更新があるかとブログを拝見して驚きました。

それは4月5日、南伊豆の海でシーカヤックで遭難されまだ発見されていないという、奥様からのブログ更新でした。
直前のブログのタイトルが「アントキノイノチ」、さだまさしさんの感動小説のタイトルです。

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毎年、北アルプスの小屋明けが始まると小屋のブログとハチローさんのブログが更新されるのを楽しみにしていました。

切り取った写真から伝わる山々の荘厳さ、また、遭難などに関する小屋番の立場から冷静に語られる記事にはいたく感銘していました。

ハチローさんの2017年10月26日のブログ「新雪夕景」より(転載をご本人に未承諾ですが)

この時期の雪をまとった穂高には「神々しい」という形容が似合うと思います。
その姿はまるで人の世の穢れを新雪がすべて覆い尽くそうとしているかのようです。
さて私もそろそろ、あと幾度こうした光景を目にすることができるのかと考えねばならない歳になりました。

人の生としては決して短くはない時をこの山で過ごしてきましたけれど、
山や雲や星や風からすれば、ほんのささやかな時を過ごしてきたに過ぎないのかもしれません。
それでも私にとっては、もう抱えきれないほどの想い出の積もった山です。


また、ブログをぼちぼちと更新してくださることを切に祈っております。