ディフェンダー110が退院してきました

昨晩、ディフェンダーが退院となりました。今回の入院は、クラッチフルードの漏れと燃料ポンプの故障前交換作業でした。

クラッチフルードの漏れについては、マスターシリンダーからではなく、スレーブシリンダーからのフルード漏れだったとのこと。クラッチペダルに漏れの形跡がなかったのはこのためだったようです。

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クラッチの基本的な機能についておさらいしておきますと、クラッチペダルを踏むと、まずマスターシリンダーにフルードを介して油圧が掛かります。その油圧はその先にあるスレーブシリンダーに伝わり、そこに取り付けられてあるプッシュロッドを突き出します。

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突き出されたプッシュロッドはクラッチレリーズレバーを押し、クラッチレバーが「てこ」になってレリーズベアリングを押し、レリーズベアリングはクラッチカバーのダイヤフラムスプリングを押すのでクラッチが切れるという動きをします。このスレーブシリンダーのゴム劣化によりフルードが抜けたためにクラッチが切れなくなったというわけです。2004年乗り出しから考えるとよく持ったほうでしょうか。

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あと、燃料ポンプの交換を行っていただきました。この燃料ポンプですが、燃料フィルターに送って戻してを行っているため、構造が複雑なのが故障の原因ではないかと思っています。12万キロまで故障していなかったのだから、当たりのポンプだったのかもしれません。今回、私のディフェンダーでの予兆としては、エンジン始動で空回りが2回発生したこと。その際はタンクをゴムハンマーで叩いて復活しました。また、エンジン空回りの前後に、アイドリング中に息継ぎが発生していました。
私の予兆はほぼ壊れる間際だったのかもしれません。ちなみに燃料フィルターは3年前に交換しています。

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これでディフェンダーTd5の泣き所はだいたい直したので、しばらくは穏やかなディフェンダーライフが戻ってくれるものと思います。きっと・・。