ディフェンダー110の修理現場で、健康診断の速報を聞いてきました

英国から入荷を待っていたパーツが入ってきたので修理を開始しますとの連絡を受け、修理状況を見に出かけてきました。ピットでリフトに載っていた、わがディフェンダーは、メカニックさん(以降メカさん)の手で左右のスイベルが分解されていました。

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挨拶も早々、ガタつきの原因を説明いただきました。スイベルの先にあるドライブシャフトについているオイルシールが破損、それも半分破壊された状態になっており、これでガタつきが出ていたそうです。

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思い起こせばたしか、ドライブシャフトの交換を販売時にやったということだったので、このパーツは私が乗り出してから3年以内に発生したようです。いやー、まったく気づいていませんでした。
スイベルのオイル漏れを憂いていたら、実は別なところで大きな病が進行していたようなものです。

こちらは取り外されたスイベルです。いちおう販売店でメンテナンスはしてあったので、水の侵入はありませんでした。とはいえ、このパーツは交換になります。

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さて、メカさんを悩ませていたのは、なんと私のディフェンダーの足回りのサビが酷いこと。そのためネジが取れなくて困っておられるようです。なんでも、メカさんはディフェンダーを整備するのは初めてなんだそうです。それもそのはず、いつもは最近のレンジローバーとかイヴォークなどのメンテナンスが多いそうで、それならあり得るよなあと妙に納得した私です。

こちらのスイベルハウジングをみれがわかりますよね。サビと油にまみれて、金属ブラシでゴシゴシ清掃しながら、修理していただくことになりそうです。

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ほんと、お金はかかるものの、左側の交換もお願いしておいてよかったです。

次に、右折左折したあと、前方から大きな衝撃音が出ていたステアリングロッドですが、その原因がわかりました。

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分解してみると、ボールジョイントそのものがかなり曲がっていました。
では、なぜこんなにまで曲がってしまったのでしょうか?

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じつは私のディフェンダーは、英国で暮らしていたとき事故をしており、右前部のフェンダーパネルを交換しています。まあ、直っていればいいやと思っていたんですが、さすが、酷(英)国の修理はいい加減ですよ。もげていなけりゃいいって感じで、よくみりゃ曲がっているのに交換していなかったものと思います。

そんなもんだから、その他に修理しておいたほうがいいところはありそうですか?と、恐る恐る聞いたところ、『やりだしたらキリがないくらいあります』とのこと。ぷっ・・。

たとえば、このスプリングもだいぶへたって劣化しているのと、ショックがたぶん事故のときに凹んだままになっており、ブッシュも潰れているので本来の機能が出ていないです。ここも交換したほうがいいですよとのご宣託。

ひとまず車検は通ると思いますので、お客様の費用負担もあるので、今後の検討課題にしてくださいとのこと。

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フロント側がずいぶん沈んでいるよなあと思っていたところに、こんな診断を受けてしまいました。でも困ったって感じぢゃなくて、なんだか踏ん切りがつきました。

踏ん切り?この際、車検が終ったらリアも含めて社外品でリフトアップしようと思います。