タコメーターを付けるために、既存3つのメーターのうち、抜くのは間違いなくいちばん右に設置してある時計だと思います。タコメーターを時計の跡地につけると、運転中の目線の軸線から右に動かすことんになります。また、MOMO等の社外ハンドルに変えた場合、径が小さいためにハンドルにメーターが遮られてしまいます。
配線についても、ハーネスからの延長と新たな配線の取り回しが必要になります。標準はこんな配置になっていますが、燃料計と水温計はスモールランプが独立しているため、タコメーターには燃料計のスモールを流用し、移設する燃料計用にあらたにスモール配線を作ります。
タコメーターの配線は以下の通り行いました。
燃料計を左から右に移すとハーネスの長さが微妙に足らないので、以下のように平型端子を使った延長ケーブルを作成します。同じようにスモールランプ用のプラス、マイナスのケーブルを作ります。
タコメーターの設置の勘所は、運転席下のECUから回転信号が出ているケーブル(黄色/ピンク)の見つけ出すことでしたが、見つけ出すのは意外とかんたんでした。基本は黄色ですがよくみるとピンクのラインが入っています。
運転席下からタコメーターまでの配線引き込みですが、シフトからヒューズボックスを経由してハンドル下を通しメーターボックス右端から引き込む配線をいくつかやっているので、そのルートで引き込みました。タコメーターは標準で燃料計(3連メーターの左側)、中央に水温計、そして左側に燃料計を取り付けました。
この配列にしてみてわかったのですが、タコメーター、燃料計はちょくちょく見ますが、水温計は故障以外はメーターの針に変化がないので、中央に燃料計、右側に水温計にするのがよいかもしれません。
さて、タコメーターを取り付けた感想ですが、オーナーさんが異口同音に語られる「意外に回転を上げていなかった」という点については 当方も同感です。
そもそも鈍足なディフェンダーですが、それに加え、私のシフトチェンジが1600~1800くらいで行っていたので、2000回転くらいまで回してチェンジするのがよいということが、下のエンジン特性と数字上で出てきました。
また、4000回転まで回したらTd5エンジンは恐ろしく唸り声をあげて、心臓に悪いこと請け合いです。