『空飛ぶタイヤ』に次ぐ映画化ということで公開初日に鑑賞してきました。夜の回だというのに会場は大入り満員でした。若いカップルから中高年まで幅広い客層でしたね。
主役の八角民夫を演じたのが野村萬斎さんだから、企業悪というけっこう重いテーマでしたが、セリフから、歩き方、笑い方まで萬斎さんらしい狂言師のキャラ立ちになっているので、エンターテイメントとして観ることができたように思えます。
ノルマ至上主義の営業部に、あんなキャラクターが存在することが、まずもってミステリーですが、あらすじが進むにつれて、だんだんわかってきます。
個人的にはエンディングで「正義を、語る」にはどうしたらいいのか、ヒントをもらったように思います。