ディフェンダー110を長距離運転してみた感想など

先日手元に届いたディフェンダー110ですが、いきなり
鳥海山登山の足として長距離(往復1000km弱)のロング
ドライブしてきました。


運転してみて気づいたことなどを箇条書きにして備忘録
としておきたいと思います。

くれぐれも国産車の基準である「静粛性」、「多機能」、
「高級感」、「機械にお任せ」とは無縁のクルマである
ことはいうまでもありません。
 

1.走行について

基本舗装路の走行ですが、意外なほどコーナーでのロールが
なく安定しています。
高速走行ではやはり110-120km巡行がいいとこ、メンバーの
乗用車にどんどん抜かれてしまいました。

 

2.マニュアルシフトについて

当然ですが、ATからMTとなり、片手に飲料を持って飲み
ながらの運転ができなくなりました。
ここは何速で行くか、どこまで3、4速で引っ張るかなどと
前方のコースをみながら頭のなかで思案しながら走るのって
楽しいもんだよなあという印象です。

シフトチェンジの小技、ダブルクラッチでうまく加速が
できたときはひとりご満悦な気分になります。
しかし、クラッチは重いのでメンバーに試し運転を進める
ことはしませんでし。

 

3.エンジン性能について
まあ重い車体なので、出だしは遅く取り立ててエンジンを
云々するほどの性能はありません。
しかし、3速、4速で引っ張れば、ターボのヒューンという
エンジン音とともに力強く加速してくれます。
5速はオーバードライブの高速用ということで3、4速を多用
という感じです。

4.ディーゼルの燃費

リッター85円で満タン給油して、3分の2まで片道無給油で
走れました。4人乗車でクーラー最大利用の高速でリッター
当たり10kmから11kmくらい走れればコスパは上々でしょう。
時間は掛かるものの、80km巡行で走行すればさらに燃費は
伸びるように思います。

 

5.クーラーの効き

室内が広いこと、クーラーの吹き出し口は前方下部のみなの
で、後方まで冷房がなかなか効きません。

炎天下のディフェンダー内部はかなりの高温になるため、
後部座席に座ったメンバーはかなり苦労していました。

冷房風量を最大にすると、ディーゼル音以上にファンの音が
五月蠅いこと五月蠅いこと。 

 大声を出さないと会話ができないくらい五月蠅いのには
参りました。

 

6.座席の位置

前席の着座位置は2tトラックの着座位置より若干低いです
が、ランドローバー車全体に言えることですが見下ろす感覚
で視界は良好です。
後部座席は前席より高く、ちょうどトラックの着座位置と
同じくらいです。でも天井との圧迫感はさほどありません。

シートは柔らくて意外なほどしっくりきます。

7.オーディオは騒音で聞こえずらい
クーラーを使っているとオーディオは大音量にしないと
聞こえずらく、また音質についても昭和のトラック並み。

 

8.荷物の収納

こちらはまったく問題のないくらいたくさんの荷物を載せる
ことができます。

 

今回の総評としては、国産乗用車のような「快適性」を
求めなければ、燃費がよくて荷物がいっぱい積める頼も
しいクルマであることがわかりました。