山形県と秋田県の県境に位置する、鳥海山(2,236m)に登ってきました。
今回は頂上へ行く最短コースの「湯の台コース」を選択しました。
パンフレットには駐車場やトイレが完備されていて初心者におすすめ
とのこと。
しかし、実際に出かけてみてネットの情報とかなり違いがある
ことがわかりました。
まずは冒頭の写真の如く、牧歌的(おおらか)な山と思っていま
したが、今回の湯の台コースは、散々歩いた先に「あざみ坂」
という急登に苦しめられ、そこを乗り越えてお鉢に出たら出た
で、山容が一変して岩山となり、最後の新山に至っては修験僧
の修行の場のような山でした。
ちなみにこの写真、ここは登り出しで、上部に見えるのはピーク
ではありません。もっともっと先。槍の穂先程度の頂上です。
つぎに、今年は冬の積雪が少なかったようで、雪渓も数か所小さなもの
しかなく、水場はわずかな雪渓の水以外に補給点なし。
頂上の鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)にも
水はなく、300円で500mlペット1本補充できただけ。
ビールもジュース類もすべて売り切れでした。
まあ、下界の快適さを求めるのは間違いとは思いますが、近年、利用した
営業小屋のなかでももっともチープな食事でした。
まあここは神社の宿泊施設ですし、景色からして賽の河原なんだから
まともな食事を期待するほうが無理ってもんですかね。