土曜の朝、NHKラジオの「ラジオ文芸館」という
短編小説の朗読番組をときたま聴いています。
今回は昨年放送された再放送とのことでしたが、
題名は「無用の人」。
原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」
のなかのひとつでした。
生前に出した宅配便が送られてくる。
それは見知らぬ住所が書かれたアパートの鍵だった。
父は50代後半で仕事を辞め、さとみが独立してから
母と離婚、一人暮らしをしていた。
母は父のことを職場のスーパーで気の利いた言葉も
出せず、ずっと野菜を並べるだけの夫を無能な人だと
いう。そんな父ががんで他界した。
送られてきたプレゼントに書かれていた西早稲田を
訪ねてみると・・・。
朗読を聴きながら、私のあたまのなかに思い思いの
情景が広がってきました。
さっそくアマゾンでこの本を注文したのはいうまでも
ありません。