景勝の上洛までの話しのなか、加賀の寺で
三成が上杉景勝一行を盛大な宴でもてなした。
しかし、そこには終始、浮かない表情の景勝
がいました。
信繁を庭へ誘い、自分の気持ちを吐露しはじ
める。
景勝「自分が嫌になるわ」
景勝「口では義の為に生きると言っておきながら、
やっている事は長いものに巻かれているだけで
はないか」
「お前はわしのようにはなるな、この世に義が
あることを示して欲しい」
義父・謙信のように「義」を貫き通す実力はない。
胸に理想を抱きつつも、現実はうまくいかない。
今回の景勝像は非常に人間くさいけど、なぜか
私の心に沁みてくるのです。