セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長の
突然の辞任報道には驚きました。
鈴木氏というと私のなかではヨーカ堂です。
アメリカからチェーンストアの理論を持ち込み、
功氏のことを思い起こしました。
晩年、長男に実権を移そうと、全国にあった本部
を解体し、本社集中体制という名のもと、実力者
をどんどん遠ざけていった挙句、ついにはダイエー
そのものを崩壊させた原因が「世襲」でした。
今回の原因もその世襲にあるのだとすると、この
二人のカリスマを狂わせる世襲とは恐ろしいもの
です。
それにしてもあれほどお客様史上主義を貫いて
きた御仁が、お客様への感謝のことばやお詫び
のひとつもなかったことに、これまた共通点をみ
ました。
しかし、これでこの企業体もよい方向にいくのか、
果てまた、ダイエーのように衰退していくので
しょうか?