生きたくても生きられない人もいるのにこんなことを言うのも
憚られますが、正直なところ昨今の高齢者に優しくないこの
世の中で、長生きすることにどこまで価値があるのだろうか
と考えることがあります。
そんなので読んでみたのが、医師で作家の久坂部羊氏の
この作品。
amazonブックデータより
何歳まで生きれば“ほどほどに”生きたことになるのか?
長寿をもてはやし抗加齢に踊る一方で、日本人は平均で
男6.1年、女7.6年間の寝たきり生活を送る。
どうすれば満足な死を得られるか。元気なうちにさがして
おく「死ぬのにうってつけの時」とは何か。
たしかに見た目の政策は高齢者に優遇されたものであった
としても、その優遇などたかが知れているでしょう。
病気になったら、一気に生活は困窮しそうだし、そんなとき
延命治療は受けられるのに、「ここまでで人生終了したい」
という医療オプションはないのでしょうかね。
追記:
といっておきながら、ちょっと体調が悪いと、どこか悪いの
かな?と心配してしまう自分も居るわけです。
どうにも矛盾していますね。