優れた特色を持つ商品で新たな領域を切り開いたイノベーターは、
あとからやってきた低コストで製造する振興企業に価格競争で
勝てず敗北するしかないというジレンマのこと。
市場を作り出し、安定している場合には、顧客のニーズに応えて
改良を続けることが一層の利益がもたらすことにつながるが、
イノベーターが持続的イノベーションを保ち続けることに集中して
しまい、破壊的イノベーションを持つ商品を前に力を失う理由を
説明した理論。
当てはまるのだそうです。
アップルのiPhoneで開拓したスマホ市場のなかでアンドロイドの
GALAXYシリーズで一躍躍り出たサムスンが、そののち高機能
化しながらも、足元では中国の低価格スマホに浸食されてどん
どん立ち位置を失っているという構図を説明したマーケティング
理論なのですが、なるほどと思ったので備忘録として書き残して
おきます。
アップルと何が違うのかというと、OSを独自で持っていることが
根本的に他社に参入させないということにつながっているのです。
なるほど、かつてアップルに復帰したスティーブ・ジョブズが
就任するや早々マックOSの互換機戦略を中止したのは
正しい判断だったわけですね。