「イノベーターのジレンマ」の事例研究

優れた特色を持つ商品で新たな領域を切り開いたイノベーターは、

あとからやってきた低コストで製造する振興企業に価格競争で

勝てず敗北するしかないというジレンマのこと。

マーケティングwikiの用語集から引用(当方で加筆)

市場を作り出し、安定している場合には、顧客のニーズに応えて

改良を続けることが一層の利益がもたらすことにつながるが、

イノベーターが持続的イノベーションを保ち続けることに集中して

しまい、破壊的イノベーションを持つ商品を前に力を失う理由を

説明した理論。

これが今のサムスンスマホを巡る市場環境がまさにこれに

当てはまるのだそうです。

アップルのiPhoneで開拓したスマホ市場のなかでアンドロイドの

GALAXYシリーズで一躍躍り出たサムスンが、そののち高機能

化しながらも、足元では中国の低価格スマホに浸食されてどん

どん立ち位置を失っているという構図を説明したマーケティング

理論なのですが、なるほどと思ったので備忘録として書き残して

おきます。

アップルと何が違うのかというと、OSを独自で持っていることが

根本的に他社に参入させないということにつながっているのです。

なるほど、かつてアップルに復帰したスティーブ・ジョブズ

就任するや早々マックOSの互換機戦略を中止したのは

正しい判断だったわけですね。