東京ガスのFMでのコマーシャルに「家族の絆・お風呂学校」編
というのがあります。
入浴中に子どもがおかあさんにこう尋ねます。
「湯船って、どうして湯船っていうの?お船と関係あるの?」
おかあさんの答え
「それはね。江戸時代に町のひとたちに人気だった船があって、
それはなんと・・・」
こども
「ねえ、どうして??」
どうしてだろう?かんがえてみよう。という男性のナレーションで
終了したのです。
こんな終り方だったものだから、さっそくスマホで調べてみました。
TOTOの「ちょっとした話題(ティドビット) 」より引用
実は、”湯船”は本当に存在した船から来ています。 湯船が登場
したのは江戸時代。この頃には銭湯が登場し普及していましたが、
本格的な銭湯は街の中心部にしかありませんでした。このため、
道端、寺社境内に加え、船などを利用して街外れに住む人を対象
とした銭湯を開く商売が登場しました。この風呂を設置した船のこと
を「湯船」といい”湯を積んだ船”という意味からそう呼ばれました。
湯船は、銭湯のない場所や少ない地域の人々を相手に巡回営業
していたそうです。
やがて、時代とともに街外れの家でも風呂が設置されるようになり
ましたが、言葉だけがそのまま残り、浴槽本体のことを湯船と呼ぶ
ようになったのです。