槍ヶ岳に来たのなら、登らずには帰られないのが穂先(山頂)でしょうか。
垂直の鉄梯子や鎖場がいくつもあって、ちょっとしたアクロバット気分を
味わえるわけです。
私はここには3回訪れましたが、前回来たときからずいぶん年月が経って
いるので、また新鮮な気持ちで登りました。
この日も多くの登山者が頂上をめざして、数珠つなぎのように登っています。
垂直にそびえ立つ鉄梯子と鎖場をいくつか乗り越え、最後の鉄梯子を登り詰め
ると、そこは広さ4.5畳くらいの岩ごろごろの山頂です。
ちなみにこちらは下り用の鉄梯子ですが、ここに足を掛けて下り始める直後は
ちょっと緊張します。
山頂に着いた頃、子槍でロッククライミングしていたパーティが別ルートで
登ってきました。
一般登山者も登れる穂先ですが、梯子や鎖がないと、こんな装備でザイルを使わ
ないと登れない山なんだよなあ。
あとからあとから梯子を登ってくるので祠で記念撮影もそこそこに下山用の
梯子に向け並びます。なにせこれだけの山頂ですから長居はできません。
しかし、なんといっても登った感のあふれるお山ですね。槍ヶ岳は。