自然の山道を駆けるトレイルランニングの大会が、混雑する
去年、南アルプスに出かけたとき、3000mの稜線上を短パン
で走り抜けるトレラン者をみたとき、よくやるよね、でも気持ち
よさそうだなあというのが感想でした。
さて、この問題って、行き着くところはマナーの問題なんだと
思うんですよねえ。
そもそも、昨今の登山ブームでにわか登山客が大挙して人気
の山域に入ってきているところに、トレランが入ってきたわけ
です。
登山者からすれば、トレランの場合は登山客を追い越すために、
すれ違いでひやっとさせられるとか、往々にして追い抜くために
登山道を外れることが多くて自然破壊になることを責めている
のでしょう。
しかし、その登山者とて、最近ではにわか登山者でマナーは
悪くなるばかりです。ごみは捨てていくし、関東近郊の山など、
歩きやすいという理由からか、同じコースにいくつものルートが
あったりします。
つまりどちらの側でも、自然相手に破壊している事実に違いは
ないわけです。
登山者、トレラン愛好者、それぞれが独りよがりにやってるの
が悪いんじゃないでしょうか。