八ケ岳遭難、阿弥陀岳稜線での吹雪は危険ですね

年間およそ10万人が訪れる、私も馴染みの八ヶ岳連峰、

阿弥陀岳付近で学生2人の遺体が発見されたそうです。

ロープが絡まり、1m以上の雪に埋もれていたそうで、

お二人のご冥福をお祈りいたします。

2015年2月7日撮影の阿弥陀岳(ヤマレコより引用)

こちらは私が9月に赤岳登山をした際、撮影した阿弥陀岳です。

天候の安定をねらって、まだ夜が明けやらぬ早朝から

スタートして午前10時には主峰赤岳を過ぎて下山中

でした。

というのは、とにかくこのあたりは地形からか天気の

よい日でも、けっこう風が強いんですよ。

しかも、雲の通り道みたく、午後になるとこの先の鞍部

に雲が流れ込んで視界が悪くなります。

ましてや冬山で吹雪いたりした日には、阿弥陀岳への

稜線上はホワイトアウトとなり(真っ白くなり視界ゼロ)

方向を見失うことも十分あり得ます。

情報を知らないのでなんとも言えませんが、パーティが

入山した日は吹雪だった(小屋関係者談)というから、

下の行者小屋のベースキャンプで登頂を断念したほう

がよかったのではと、他人ごととはいえ同じ山を嗜む

もととしては、とても悔やまれるところです。

追記:

状況がわかりませんが、リーダーが先にパーティ3人を

下山させた判断をみるに、道を失い、かなり切羽詰って

いたのだろうと思います。(ビバークをしなかった点)

しかし、3人を先に行かせたリーダーの判断は正しか

ったのだろうと私は思います。