ディフェンダー90を手放してから、ほぼひと月。
手放したことでかなり落ち込むのかなあと思っていた
けれど、いまは、よい方にお譲りできたことに、正直、
ほっとしています。
オーナーでいたときのことを考えてみれば、このクルマ
の決算としては、中古で購入した価格と同額以上(現在
の中古相場くらい)の修理費がかかりました。
いちばん高額だったのは、エンジン部分からの冷却水
漏れとオイル漏れです。
とくにインマニガスケットへの冷却水漏れは、交換が
大規模になることで修理費が高額です。
次いで、オイルパンとミッションからオイル漏れ、
これも高くつきました。
そのほか、点火系の修理、足周りの修理、デフのオイル
漏れ修理、エアコンのタンクの交換などなど。
それに、通常の維持にかかわる車検代、自動車税など
カスタム化にかかった費用は除いても、その維持に
かかった経費を考えると、いま考えると、常人には
とても手を出せないクルマでした。
クルマ好きにはたまらなく魅力のあるディフェンダー
ですが、今後、パーツ供給の先細りから、自分では
気をつけていても、もらい事故なんかした日には、
直そうにも直せないという事態にならないとも限り
ません。
そう考えると、また将来、中古サイトで同じクルマを
手に入れようとする勇気はありません。
とはいえ、最終、郷里で憧れの110に乗る夢は、
静かに持ち続けています。