再び「風刺画」掲載、「やられたらやり返す」連鎖への不安を感じてます

風刺週刊紙シャルリエブド襲撃に抗議する大行進が

フランスで行われ、なんと350万人という市民が参加

したというから、すごいものです。

フランス人の「自由」に対する意識の高さには驚くばかり

です。

さて、これを受けてか、襲撃後も編集方針を維持してイス

ラム教の預言者ムハンマドの風刺画を引き続き掲載する

そうです。

まあ、当然の帰結ともいえそうですが、しかし、この事件、

そもそも何をもって「正しい」とするのか、少し考えてみる

必要があるように思えるのです。

だって風刺とはいうけど、勉強不足な私には、単におち

ょくっているじゃないかと思えてしまうのです。

なにかを「正しい」とする考え方は、人により、民族に

より、また国家、時代、文化などによって千差万別。

つまり、正義なんていうのは、相手の立場が変われば、

それこそ、人の数ほどもあるわけです。

つまり、「正しい」を計る物差しが異なれば、双方が

自分の方が正しいと主張して一歩も引かず、やられ

たら、やり返すの連続となり、解決の目途さえ立たな

いのではないでしょうか。

追記:

テロに屈しないという点では多いに賛同しておりますが、

この風刺画、宗教に関することを茶化すのはヘイトスピ

ーチと同じではないでしょうかねえ。