五つの欲、ひとは欲求を満たすために行動している

人は、悩みの大きい小さいに関わらず悩みの無い

人はいませんよね。

人には、眼に見るもの、耳に聞くもの、鼻に嗅ぐ

香り、舌に味わう味、身に触れる感触、これらの

五つのものを心地よく好ましく感じる事です。

この欲をひたすら満足させる事のみに、人は苦しみ、

喘ぎ、罪を犯す者までいます。

仏教に出てくる欲には以下の5つがあります。

食欲

食べる楽しみのこと

睡眠欲

すこしでも寝ていたい、楽がしたいという欲のこと

色欲

男女の楽しみのこと

財欲

お金をためる喜びのこと

名誉欲

人から褒められたい、よく見られたいという欲のこと

また、アメリカの心理学者マズローが唱えた欲求

階層説によれば、

生理的欲求

食欲、睡眠欲など生きる上で必要不可欠な欲求。

安全の欲求

危機回避や健康維持など未来に対しての不安から

自分の身を守りたいという欲求。

愛情の欲求

人からよく思われたい、嫌われたくないなど、集団

に対する帰属感を含んだ欲求。

尊重の欲求

社会的ステータスを築きたい、人から認められたい

という欲求。

自己実現の欲求

自分はこうありたいなど、自分の可能性を最大に

実現したいなどの欲求。

この欲(求)というのは何かと言うと、要するに、

「とらわれ」なのです。欲のことを妄執、愛執、

執著(しゅうじゃく)、そういうふうな言い方が

できるかと思いますが、私たちは、その様々

なとらわれのなかで生きています。

上記の欲求に執着し過ぎると、人の道から外れ

てしまい、社会生活の秩序が乱れる結果になり

ます。

度が過ぎて、社会の秩序を乱すまで欲を追求し

ては困りますけれど、絶対に他人に迷惑をかけ

ない欲やらば、許せるかもれません。

たとえば、「財欲」のために、他人のお金を盗む

のではなく、仕事に集中してお金を稼ぐとか。

また、食べたいものを食べたい時に食べたいだ

け食べても、他人に迷惑にはならないでしょうが、

健康を害してしまうことになります。

以上、実家のお寺さんから届いた活動報告の

お手紙から気になった文章を書き残しでした。

しかし、欲がなければ生きていけないと思うけ

れど、無欲なんて世界にはいけないので、適当

に欲を持って生きていこうと思います。

まあ、このテキトーが難しいんだよなあ。。