今話では、ついに、巨星が逝ってしまいましたね
秀吉の晩年、秀頼が生まれてから変わっていくひとの哀れを
見事に演じていたと思います。
それにしても秀吉の最後に接する如水(官兵衛)の美しいこと。
死期を悟り、秀頼を頼むと手を握り懇願する秀吉、そんな
シーンなら、「はい、承知しました。」などと言うところ
ですが、秀吉に握られた手を解き放ちます。
「秀頼君はまだ6歳、国が乱れます」と言い切る如水。
「それがしは、ただ殿下の下で余の乱れを収めたかっただけ
でございます」
そんな如水を相変わらずじゃと、愛おしそうに頭をなでる
秀吉でした。
そして、如水の去り際、「おぬしが思うような立派な天下人
になれなかった」と秀吉が謝るシーンから、いよいよ私の
目頭は熱くなり・・・。
退出したのち、廊下で声を上げて泣き崩れる如水。
私もいっしょに泣いてしまいました。。
どこまで史実なのかは私は知りませんが、そんな如水の
信念を貫く姿に感銘を受けました。
さて、次週からは解き放たれた官兵衛が自らの意思で
大仕事を始めます。
野心に満ちた家康、そして三成。如水が再び乱れるこの
世を、どうして導いていくのか楽しみでなりません。