「登山届」の義務化への雑感について

御嶽山噴火では、登山届を提出していた人が限られ

ていたことが、確認作業を難航させる要因になった

そうです。

このことから、活火山については、「登山届」の提出を

義務化する方向で議論が進められているそうです。

二次災害のリスクが高いなか、千人以上の警察、消防、

自衛隊のみなさんが、連日、懸命な捜索を続けられた

ものの、残る不明者の捜索は打ち切りとなりました。

   

この判断はやむを得ないにしても、御嶽山に残された

遭難者の家族に、「自己責任だ」のというのには違和

感を覚えます。

もちろん、登山は自己責任ですが、今回の噴火は、

通常よく起きている山岳事故とは違いますよ。

さらに登山届を提出していなかったひとへの救助が

傲慢とか、救助する側にもたて!などと、何もわから

ない人が文句を言い過ぎだと思います。

翻って、同じ登山を趣味にしていて思うのは、自分だけ

は事故にも、こんな自然災難にも合わないと思ってる

フシのある人がけっこう多いと思うのです。

今回のことを教訓に、火山以外のエリアでも、最低限

のマナーとして、自主的にでも「登山届」を提出する

ようにしなければと思っています。