「登山届」提出してなきゃ、気づいてもらえませんよね

御嶽山の噴火以来、初めて雨が降り、捜索活動は困難を

極めているとのこと。

昨夜、友人から電話が掛かってきましたが、開口いちばん、

「電話に出たところをみると、御嶽山に登っていなくて

よかったな。」

私は学生時代から山をやっていて、そのときから登山届は

出すものだと刷り込まれているため、必ず自宅に1通置いて

おき、登山口で出すようにしています。

こちらは登山届の見本です。山域によってフォームは異なり

ますが、内容は同じですね。

私の場合、登山口の山荘で用紙に書いていたんでは時間が

かかるので、ほぼパソコンで作って持参しています。

また、山域によっては「登山ポスト」がなかったり、どこに

あるのかわからないこともあり、そんな場合は正直、提出

できずに出発することもあります。

埼玉県の武甲山登山口にある登山ポストの例

遭難したときの備えとして、登山届を出すのはルール

でしょう?

しかし、この登山届、ほとんどが任意で、提出していない

ひとも多いそうですね。

登山届を出さないと、遭難、たいへんなことに遭っている

ことにすら、気付いてもらえないでしょう?

「登山届出してないひとたちは、べつに捜索しなくていいじゃ

ないの?」

友人のこの発言に、そうはいかないよ!でもちょっと複雑

な感情を持ってしまいました。

追記:

火山学者・井村隆介氏のツイートがあまりに正論なので

掲載しておきます。

記者「二度と被害を出さないようどうすべきでしょうか?」

私「火山に登らないことですね」

記者「え?」

私「今回のような噴火は防げない。原因は運が悪かったと

  しか言えないと思う。それを避けるためには、火山には

  登らないことですね」

記者「・・・」