今朝の朝日新聞の記事を見ていたら、多くの登山者が
命を落とすなか、下山した3名の登山者が、なぜ、助か
ったのか。その行動について書かれていました。
結論としては、噴石や火山灰から体を守った、一瞬の
行動が生死を分けたのだそうです。
突然の噴火からまもなく、火山灰と噴石が降ってきた。
座って目をつぶり、とっさにザックで頭を覆った。
両手でお椀の形を作って、口と鼻を覆い、そのままうず
くまって火山灰のなかで呼吸できるスペースを作った。
(呼吸のくだりは別のニュース報道でのベテラン登山者
がとった内容を当方が追記したもの)
しかしですな、無事下山できたひとたちは、たまたま
運が良かっただけなのかも・・・。
こちらは1935年の浅間山噴火で飛び散った火山弾の
様子です
こんな噴石がばんばん頭上から降ってくるとしたら、
単にいた場所がよかった、運がよかったというしか
ないのかもしれません。
しかし、そんな事態になって、運よくでかい噴石を
避けられ、火山灰の熱気にもやられなかったとして
も、どこか負傷することは十分に考えられます。
もし、足や腕なら負傷しても、致命傷でなければ
なんとかなるかもしれないけれど、頭を負傷する
と、もう、どうにもなりません。
じつは登山を始めてから先、ずっと買いたいなあと
思っていたのが、「登山用ヘルメット」。
ふだんの山には大げさかなあと躊躇していましたが、
これを機に安全対策として購入しようと思っています。
追記:
それにしても、、たいへんなことになっていますね。
今日jの捜索で6名のかたを収容し、噴火に伴う死者の
数は12名になったとのこと。また、高濃度のガスに捜索を
阻まれているとのこと。
痛ましい二次災害にならないことを祈るばかりです。
追記2:
大きな噴石によって身体を傷つけられ、出血して動け
なくなったひと、熱のある火山灰を吸い込み呼吸困難
となり、身動きがとれなくなったひとが多いようだと報
道は伝えています。(スポーツ報知)
こんなテーマのブログ書いてて思うのですけれど、
生死を分けた行動(初動)がよければ避けられたのか?
というと、山頂付近の映像とかつての登山の記憶を辿り、
いや、あの場所では避けられそうもないと感じてます。
水蒸気爆発などという激烈な状態のなかで、噴火口
付近にいたんじゃ、もう、お鉢周りには隠れる場所が
なく、どうしようもないですよ。
追記3:10月1日
多くの負傷者の応急処置に当たった病院関係者は、
死因の多くは噴石の直撃や熱風を吸い込んだことに
よる気道熱傷との見方を示している。
落下物の当たり方や打ち所が生死を分けたのでは
ないか