ここのところ「軍師官兵衛」がますますおもしろく
なっているので、書き残しておきたいと思います。
昨夜の第23話で私が岡田くんのいちばんすばらしい
演技だと思ったのが、松寿丸との再開のシーンでした。
「父上! 」 風貌が大きく変わってしまった官兵衛を、
松寿丸はひと目で父とわかり、大人たちがいかめしく
顔を並べているなか、父をめがけてまっしぐらに駆け
寄ります。
「松寿・・・!!」 官兵衛はわが子を抱きしめ、
夢ではないかと、松寿丸の顔や頭をなでまわ
します。
そして、松寿丸だと確信したときにわが子に見せた
この表情。
大げさな泣き顔でなく、表情を抑えながらも微笑む
このシーンに、私はうるうるしてしまいました。
ほんとうに岡田くんは演技がうまいですよ。
さて、今話で強く感じたことというと、裏切りが常の
戦国の世にあって、善助、太兵衛、九郎右衛門の
3家臣を始めとする黒田家臣団の結束でしょうか。
何があっても殿を裏切ることはないというところに、
黒田家の強さの根源をみたような気がしました。