自作自演のメールで自爆したこの事件ですが、この事件で
印象に残ったのは容疑者より弁護された片山弁護士でした。
ネットでは、弁護人として「見込み違い」とか「軽率」などと
批判するひともいるようですが、それは的外れな話しです。
この事件では幸いにも逮捕された容疑者がどうも真犯人
らしいので、よかったですが、今後もあるかもしれない
ネットを悪用して濡れ衣を着せられ逮捕されたり、もっと
身近な例でいえば、いつもの通勤電車で、不幸にも痴漢
の容疑者にされたりしたとき、
「私はそんなことは絶対しないから、いざ濡れ衣を着せら
れても、説明すれば何とかなるだろう」というのは、かなり
甘いと言わざるを得ません。
だから「自分は無実なんです}と訴えたとき、だれが私の
無罪を立証してくれるのかと考えるとですね、
佐藤弁護士が被告人の無罪獲得のために全力を尽され
たことが、たとえ騙されたとしても、頼りがいがあるよなあ
と思ったわけです。
追記:5月22日
佐藤弁護士は会見のなかで、
検察官に『どうも長い間すみませんでした』と言ったところ、
(検察官からは)「よく生きて収監させてくれました」と言っ
てもらったそうです。
やっぱり、なにか冤罪事件に巻き込まれたときは、佐藤
弁護士さんにお願いしたいですね。