「いまの若者はなんたら」にみる違和感

成人の日ともなると、やれ、どこぞの成人式会場で暴れた

とかという、痛いニュースをテレビやネットで目にします。

世田谷区の成人式に乱入した暴走族(2ch痛いニュース

まあ、こんな風景も手伝ってか、「いまの若者はなんたら」

というような論調のが蔓延るのが嫌な感じがするのです。

こんなやつらはほんの一部であって、それをもってすべて

ではないはず。

私が成人の頃にはたまたまそんなヤツはいませんでしが、

「近頃の若いもんはなんたら」的な物言いはなかったかと

いうと、やはり同じようにあったように思います。

たいがい、そのときの話しというと、何十年も前の辛抱

体験や成功体験を引っ張り出して、

「自分はこういう生き方をしたから、こんな(一人前の)

人間になったんだ」というような感じだったように思います。

私もそんなことをいう年頃になっていますが、そもそも、

いまは若者の置かれた環境も違うわけで、過去の経験

をそのまま今の若者に当てはめようとすることに無理が

あるし、なんといってもそんなに人様に語れるような立派

な成功体験がありません。

だから、私がそんな若者に声かけるなら、むしろこんな

ことやって失敗したとかいう教訓などを、それとなく伝え

てあげるくらいで、いいんじゃないかと思っています。