偉大な指導者ネルソン・マンデラ氏の葬儀に各国首脳級の参列という
記事にちょっと違和感を覚えたので書いておきます。
アパルトヘイト(アフリカーンス語で「隔離」)とは、南アフリカ共和国の
全人口の16%を占める白人が、残り84%の非白人を人種に基づいて差
別した政策のこと。
1.住む場所を分離(白人は環境のよい場所、黒人は劣悪な場所)
2.公共施設などの分離(電車、バス、病院からトイレまで別)
3.結婚・恋愛の禁止(恋愛もだめ、噂になってもだめ)
ほか多数
法律に基づいて正々堂々と差別していたというのだから、日本人に
とっては、ちょっとおどろきです。
こんな制度が1994年まで続いてきたのは南アフリカでレアメタルが
採れていたから。しかし、冷戦が終わってソ連から独立した国々でも
産出されるようになってきて、やっと潮目が変わったようです。
ちなみに、モンゴロイド(黄色人種)の日本人はとというと、貿易での
重要な相手国だったから「名誉白人」として遇されていたそうです。
---------------------------------------------------------
もしも、レアメタルが他で産出されるようにならなかったら、マンデラ
さんも投獄されたまま、その人生を終えていたかもしれない・・・(かも)。
---------------------------------------------------------
まさに世の中、「地獄の沙汰も資源(金)次第」ということなんですかね。
追記:
昨夜は帰宅が遅くなり更新できませんでしたので、翌早朝に書いた
記事を穴埋めとしてアップしておきました。