昨日、防衛省技術研究本部が『機動戦闘車』の試作車両を公開との報道が
ありました。
携行式ロケット弾(RPG)に耐えうる装甲を備え、105mmの大口径カノン砲
を装備した8輪タイヤという装甲車両はいまのトレンドのようです。
※カノン砲 砲口直径に対する砲身長が長く、高初速・長射程がある火砲
この試作車両を見たとき、すぐ思い浮かべたのが米陸軍、ストライカー
MGSです。
世界各国の様々な紛争地域に96時間以内に展開できる緊急即応部隊の
ために開発された装甲車です。
全長6.99m 全幅2.72m 全高2.64m 全備重量16.43t
航続距離610km 乗員11名(ドライバー1、車長1、隊員9)
道路上ではバツグンの機動性を誇るものの、悪路ではキャタピラ式に
比べスタックしやすいというウイークポイント(イラク戦で実証)がある
ようです。
まあ、戦車より軽量で輸送機で運べ、フットワークがよいので紛争地で
急速展開が可能なので、本隊が到着するまで時間稼ぎに使われるので
しょうか。
それにしても、こんな車両が例の島なんかで活躍するようなことになら
なければいいのですが・・・。
蛇足:
ストライカーのベースとなったピラニア「LAV-III」の組み立て途中の
スケールモデル(プラモデル)です。
動画の最後に走行射撃がすごいもんです。スラロームしながら砲門を
横に向け撃ちながら、車体がバツグンに安定しています。