じつは、日曜5時からのテレビ版「宇宙戦艦ヤマト2199」第二十五
話はぜひ観たいと思っていました。それは劇場版では第二十五話
のクオリティ修正が間に合わず割愛されていたからです。
さて、二十五話を見終えた感想としては、全体に影響のない範囲
で割愛したという話しでしたが、けっこう重要なところが抜けていた
ように思いました。
たぶん、いちばん大きな割愛(欠落部分)は、前半の銀河向けの
亜空間ゲートのくだりでした。
イスカンダルに向けて通ったときに、亜空間ゲートを動かすのに
必要なバラン星の装置を破壊したはずなのに、なんで使えるんだ
ろうと思っていたのですが、今回のテレビ版でその謎が解けました。
じつは亜空間ゲートはゲールの部隊の動力を使って動かしていた
んですね。亜空間ゲートから入ったところでデスラー艦が待ち伏せ
ていて、そこへ誘導するためのものでした。
このあたりのストーリー展開が劇場ではまったくなかったのです。
そして、劇場版では、フラーケンとゲールの戦闘シーンがありませ
んでした。なんと、あのゲールはここで亡くなったんですね。
しかし、ディッツ提督が信頼できるものを送っておいたと言っていた
のはフラーケンでしたか。凄すぎますね。 みごとにゲールの艦を
魚雷で仕留めます。
それに、「あのザルツ人やるね・・・」というセリフで、ありゃ、ノランが
生きてたのかと思ったら、なんと藪でした。こりゃびっくりでした。
こんなことがあって、ヤマトは亜空間ゲートに突入していったわけ
です。
この冒頭のシーンが追加されたことで、劇場版とはずいぶん違う
印象になったように感じました。
その後のシーンにも多少の変更があるのでしょうが、大枠は変わ
っていなかったように思います。
さて、今週末でテレビ版「宇宙戦艦ヤマト2199」も終りになります
ね。地球を目前にした沖田艦長のあの名シーンでは、またうるうる
きてしまうのでしょうか。