暑くなればなるほど、怪談、お化け屋敷、稲川淳二さんの講談など
で涼を求めるのもありですよね。
ぞくぞくするあの怖さというストレスに対して、脳内で寒いという感覚
で応答するため、生理的に効果があるそうですよ。
さて、このところ私の愛読しているのが、山での怪談シリーズです。
1冊に26話(※黒い遭難碑は20話)のショートストーリー仕立てで構
成されており、たいへん読みやすいのと、H沢とかM岳などイニシャ
ルで場所を示してあるのですが、私が山をやっているので「ああ、あ
そこか」なんて頭のなかでその情景(風景と音まで)を浮かべながら
読めるものだから、怖さが増すこと、増すこと。
山をやっておられないかたでも、登場する山用語(隠語)にはその
意味をちゃんと文中や冒頭で書いてあるので問題なく読めると思い
ます。
2冊読んだ私としては、「赤いヤッケの男」をお勧めします。