“王様の耳はロバの耳”、不適切発言は居酒屋あたりまでにしましょう

復興庁の職員さん、不適切ツイッター発言が災いして担当を

解かれたようですね。

この発言はたしかに不適切(誹謗中傷を公言はNGでしょう)だ

けれど、うーん、そこまですべてが悪いのかなあ、私は民間企

業だけれど、以前、似たような部署にいたことがあるので、妙に

同情してしまいました。

さて、この報道を見ていて思い出したのが、イソップの寓話の

ひとつ、“王様の耳はロバの耳”でした。

王様の床屋が叫んだ先は井戸でしたが、今はツイッター、ここ

でつぶやくと、井戸以上に瞬く間に拡散していきます。

shuttlexの備忘録と私的雑感

床屋もこの職員さんも、まさかそんな大事になるとは思いもし

ないで、思いの丈をつぶやきますが、この寓話の王様の床屋

と同じく、こんな情報を知っているやつはこいつしかいないと

特定されてしまいます。

だから、古今東西、本音暴露系は、井戸でもツイッターでもな

くて、新橋あたりの居酒屋でつぶやくのが、身のためでしょう。

さて、寓話では、その床屋は寛大な王様の取り計らいで死刑に

なるのを免れました。

この職員さんの本音暴露のなかには、改善すべき内容のもの

があるようです。 こちら にリンクしておきます。

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このまま更迭して終わりでしょうか?、つぶやきを聞いた王様

には、ロバの耳は付いていないのでしょうか?

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追記:

“王様の耳はロバの耳”のあらすじ

こちらは劇団四季のポスターです。

shuttlexの備忘録と私的雑感

王様はロバの耳をしてして、それをひた隠にしますが、 いつも髪

を刈りに来る床屋は、王様がロバの耳である事を知っていて口止

めされていました。しかし床屋は、いつまでも黙っていることがで

きず、井戸に向かって、「王様はロバの耳」と 大声で叫びます。

すると、その声があらゆる井戸の伝わって、井戸という井戸から

「王様の耳はロバの耳」 と聞こえ、皆に知られてしまいました。

そこで、ロバの耳を知っているのは床屋しかいないと、捕らえて

一度は殺そうとしますが、王様は自分の罪を許して、皆の意見を

よく聞けとロバの耳を付けたアポロンのことを思い出し、床屋を許し

てやります。

それを知ったアポロンは、「よく床屋を許してやったな。お前の罪を

解いてやろう」 と耳を元に戻してもらうというお話しです。