昨日から司法試験予備試験が始まったという報道をみて思
い浮かべた知り合いの若者がいるのです。
その若者と私は、都内のとあるアパレル店の店員とその客と
いうほどの間柄なのですが、私の名前をサイズをすぐ覚えて
くれ、とても感の利く店員さんなので、ずっとそのお店を利用
しています。
その後、別の系列店でも仲良くなった店員さんから、じつは彼
はお店のアルバイトで、大学卒業後、検事になりたいという夢
に向って、昼はアルバイトで生活費を稼ぎ、そして深夜まで
ずっと勉強して司法試験をめざしていることを知りました。
私はまったくの門外漢なので、「検事」になる方法を調べてみ
ると、
①-a 法科大学院課程を修了する
①-b 司法試験予備試験を受験して合格する
たぶん、彼は法科大学院に通う時間と費用を避けて、働きな
がら司法試験の受験資格を得ようとしているようです。
ここを突破して、やっと本試験を受験できるわけです。
②そして、おそらく日本でいちばん難しい司法試験に合格する
③合格ののち、司法修習を受け、検察庁に採用される
とまあ、これだけの難関を突破しなければならず、しかも学費
に生活費まで稼がねばならず、聞けば聞くほど、あまりに過酷
な道です。
先日、そんな彼が飲みませんかとメールで誘ってくれたので、
快諾して、彼の親友の店員さんと3人で飲みました。
年齢的には親と子ぐらい離れているのに、趣味の話しで盛り
上がりました。
改めてそんな彼を見ていて、正直、「若いって羨ましい」なと
感じたものです。いま、その試験に立ち向かっているのだろう
か、がんばれよ。
追記:
しかも、運良く司法試験に合格してひとまず弁護士になれたと
しても、弁護士の大半は個人事業主として活動していて、その
2割は経費などを引いた所得が年間100万円以下、500万円
以下だと4割にもなるそうです。
お詫び:
昨日アップしたはずの記事、アップ日を21日にしていました。
なので、楽しみにしておられるみなさまに、お詫びがてら、昨日
付けとしてあげておきます。