昨夜NHKスペシャル「震災ビッグデータ」という番組を観ました。
1万8500人もの死者・行方不明者を出した東日本大震災。今、
NHK、グーグル、ツイッター社など各機関が持つ膨大な災害情
報=「震災ビッグデータ」から震災の全貌を明らかにする動きが
広がっているそうです。
あの日、人々が何を求め、どう行動したのか
このデータを解析し、リアルタイムに解析する仕組みができれば、
かがわかるようになるようです。
私がなるほどと思ったのが、被災地の数十万人の行動の軌跡で、
車載カーナビに残された車の走行記録から読み取れたことです。
こちらが、大震災直後に人々がどう行動したかの解析データです。
(NHKスペシャルより引用)
ここで気になるのが、グリーンの沿岸に向う人の動きで、これを解説
では、「ピックアップ行動」と呼んでいました。
いったん避難しようとする→でも、家族のことが心配になる→
助けに戻る→一緒に津波に巻き込まれる
そりゃさ、助けに行きたくなるよなあ。
これって、なにも津波だけでなくて、地震で発生した広域火災などで
も、あり得る話しです。
--------------------------------------------------------
家族を助けようとして死ぬか、助けずに後悔しながら生きるかという、
いわば究極の選択になるわけです。
--------------------------------------------------------
今後、私自身にもこんな地震が起きたら、今回のことを教訓に行くな
と言われても、きっと助けに行くだろうし、この行動は止められないか
もしれません。テレビを観ていてなんだか悲しくなってしまいました。