なんとかアップルの製品ラインナップから消えずに済んでいるのが、
MacProです。まあ、一部の業界御用達なので一般的ではないから
しかたないですけど、ハード好きな私は、このマックの端正な作りが
とても気に入っています。
手持ちのMacProEarly2008も、そろそろアップグレードしたなあと思
っていたところ、たまたま、ひとつ新しいモデルMacProEarly2009モ
デル(8コアモデル)が、リカバリDVDなしで安く出品されているでは
ありませんか・・・。ふと、気がついたら落札していました。汗;
これまで使ってきたMacPro Early2008から、先のモデルは大幅な
仕様変更を受け、CPUとメモリ部が一体となって取り外しができる
ようになっています。手に入れたのは最上位の2CPU仕様の8コア
モデルです。
私は、一つもしくは二つ前のハイエンド機を安く手に入れて、これに
値頃感の出たパーツでカスタマイズするというのをポリシーにして
います。
そこで、今日は、まず、行ったメモリの増設のお話しをしてみましょう。
MacProのメモリはCPUがXEONなので、エラー修正機能の付いた
専用のメモリとなります。しかもプレミアが付いて?高価なのです。
こちらはEarly2008モデル用のメモリです。シートスプレッダ(放熱板)
が付いていて、いかにも高価そうです。
「プレミア価格」についての修正追記:
このメモリはFB-DIMMといってサーバ向けにインテルが製品化した
もので、コントロールするチップが高価で、かつ放熱対策が必要な
ために高価になるようです。
しかし、先人(人柱)のみなさまがすでにデスクトップパソコンで使用
されるDDR3-10600(ECCなし)でも動くとの情報は得ていましたので、
秋葉原の中古パーツ店に安価なメモリ探しにいきました。
すると、さすがは秋葉原、サーバから抜いたメモリが安価に出ている
ではありませんか。ならば、ここは正規のメモリを使うことにしました。
8GBのDDR3-8500ECC 数量わずか 6本捕獲 3280円也
4GBのDDR3-10600ECC 大量にあり 予算の都合で2本捕獲
ぱっと見、パソコン用メモリと変わりませんね。まあ、事実、安いメモリ
仕様に変わったようです。
これを手に入れたマックに挿した様子です。
CPU1個に4つのメモリスロットがあり、2個の場合、合計8つの
スロットがあります。とにかく交換の作業は引き出して行えばよく、
とてもかんたんです。
じつはメモリの挿し方にも流儀がありまして、挿し方を間違えると
起動しなかったり、起動途中にパフォーマンスが悪いよと警告する
ウインドウが現れたりするのです。
メモリは同じ規格の同容量のものを2つ、もしくは3つを相互に取り
付けるとパフォーマンスが上がるようになっています。
ということでセオリーとおり、1~3と5~7に8GBの同一メモリを挿し、
残りのスロットに4GBを挿して、合計56GBにしました。
取り付けたあと、不安ながらも電源起動すると、少々時間を開けて
起動がして画面が立ち上がりました。
これからマック用のメモリチェックソフト「Rember」で動作チェックを
していこうと思います。
それにしても、こんな大量のメモリがあっても使い切れないと思う
のですが、まっ、いいってことで。
追記:
上の画像でおわかりのとおり、8GBのメモリはなんと片面19個の
チップ仕様でした。
もしや動かないかも?とドキドキしながら挿して起動させたところ、
正常に起動したので、ほっとしました。