ディフェンダー失火の原因から、旧車を楽しむ対処法を考えてみる

今週は、トラブル発生したことで、平日もディフェンダー日記を書い

てきました。

さて、修理点検中ですが、今回のトラブルのまとめと、以降の課題

について、まとめとして書いてみたいと思います。

突然のエンジン不調、これは失火によるものでした。

失火に至った原因は、イグニッションコイルの断線によるものでした。

チョークコイルは2個が対になったもので、故障によって2気筒分が

失火していました。

shuttlexの備忘録と私的雑感

この状態ですと、エンストしてしまったり、また、点火せずに気筒に

流れ込んだ燃料を含んだガスがそのまま排気に送られ、排気系で

燃えるため異常高温になり、最悪、触媒やセンサーまで壊してしまう

事態にもつながりかねない状況でした。

幸い、排気の成分検査は問題なく、排気系の異音もなかったので、

排気には被害がおよんでいなかったようです。

さらに、コイルが壊れた原因もあきらかになってきました。

ECUからエンジンの点火をコントロールする信号を伝えるハーネス

が、経年劣化により断線しかけており、このため信号が伝わったり、

伝わらなかったりしたため、着火と失火を繰り返したことで、チョーク

に負担がかかり故障した模様(推定)です。

断線していたECUエンジンハーネス:AMR5713

shuttlexの備忘録と私的雑感

年月が経過した旧車では、直接関与していそうなパーツの不良のみ

ならず、今回のハーネス不良が主因になるケースが発生するため、

新品交換しても再発するなど、解決が長引くこともありそうです。

そこで、旧車を楽しむための、オーナー対処法としては、

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1.ディフェンダーには「泣き所」と呼ばれる、故障しやすい部位が

  あり、オーナーになったらまず、購入時や、車検時に点検して

  もらい、問題があれば早めに対処しておいたほうがいいです。

   ※泣き所については、以前、ブログで紹介しています。

2.上記1をやっていても、経年劣化による故障や問題が発生しや

  すく、突然の故障を避けるためには、(できればディーラーや

  専門店で)定期点検を受けたほうがベターです。

  課題としては、弱小メーカーのため、専門店が大都市近辺しか

  ないことと、点検基本料がけっこう高いこと。

  整備工場にしても、腕のよさそうなメカさんと懇意にしておくとか、

  ほんとうは自分で直すスキルがあればいいのですが、さりとて

  スキルがあっても、ディフェンダーすら診断用コンピュータがな

  いと細部の追求や調整ができません。

3.ディフェンダーには社外品パーツがけっこう充実しているので、

  純正の高いパーツ代を提示された際には、ネットで調べて社外

  パーツをうまく活用してもらうようにお願いする。

4.専門店、整備工場まかせにしないで、腕はなくとも、情報収集は

  できるので、クルマに関する知識を付け、不調を早く見つけて

  対処することでしょうか。

5.日頃から、突然の(大)出費を覚悟する強い精神力を養っておく

  こと。

  ・・・なんて書いても、じゃあ、どうするかというと、車検貯金とか

  (修理貯金では後ろ向きなので)、奥様と良好な関係を維持して

  おくとかでしょうか。(笑)