前回の「ディフェンダーにレカロシートを取り付ける(選定編)」の後編を書いて
みます。いきなりですが、ディフェンダーの標準シートは、見た目ちゃっちいシ
ートの割に、乗り心地はさほど悪くはありません。
では、なぜ、わざわざ社外品のシートに取替えるかというと、
①リクライニング機能を使いたい
②コーナーロールでの安定性がほしい
③腰痛対策をしたい
④かっこよくしたい
というような理由のような気がいたします。
私のディフェンダーの場合、リフトアップして、大型タイヤを装着している
ため、正直、コーナリングでのロールが大きいため、これへの対応として
の理由でした。堅めの足まわりにしてはみたも、限度がありました。
なお、ディフェンダー90の正規輸入車は室内に強度補強のロールバーが
設置されており、このロールバーとシートが干渉するため、物理的にリク
ライニングはできなくなっています。
交換によるデメリットとしては、助手席の床下にはバッテリーのメンテナン
スをする際、いちいち、レカロシートを取り外さなければならないことでしょう。
この対策品として、名古屋の旭モータースさんでは、座面ごとリクライ
ニングが可能なシートレールアダプターを販売されています。
さてさて、話題を戻して、私が買ったレカロSR-6 KK100 カムイブラックは、
中古パーツショップで左右2客セットで販売されていたものでした。 これ
に、たまたま専用シートカバーをネットで格安で見つけて取り付けました。
レカロのスポーツ系タイプは背もたれにあるサイドサポート(出っ張り)部分
が大きく、ドアに当たって入らないのではないかと心配しましたが、ぎりぎり
で収まりました。
わかってはいたものの、スポーツ系タイプは、座面のサイドサポートが
高く、正直乗り降りするのに難儀します。
交換要領は、①既存のシート、シートレールを取り外す ②レカロ用シート
レールを取り付け③専用ボルトで固定(最初は簡易に取り付けておいて、
位置調整)の順で行います。 (画像が見つからないのであっさりと流し)
では、レカロシートにして、よくなったことというと、
①着座位置より若干高くなり、リフトアップした車高がさらに車高が上がり、
配送トラックのおじさんと同じ目線になり、見切りがよくなりました。
②コーナリングであったロールによる姿勢の乱れをみごとにホールドしてくれ
るようになりました。また、オフロードでのホールド感も良好です。
③なんといってもレカロ、長時間乗車でも疲れにくくなりました。
④シートを換えたことで、クルマとしての満足度が大幅にアップしました。
逆に悪くなったことは、
①サイドサポートが高いために、乗り降りがたいへんになりました
②背もたれのサイドサポートの出っ張りのため、着座位置が標準より若干、
前側になったことで、さらに足下が狭くなりました。
追記:
レカロを2脚換えるということは、価格面でのハードルも高く、さらに専用レールも
用意しなければならず、おいそれと手を出しにくいものも事実です。
このブログを書いていて、たまたま、あのとき、中古での出会いがあったこと、そこ
に、これまた軍資金があったという、偶然が重なったからできたことなんだよなあと、
改めて感じた次第です。