「政権交代」、これに期待して誕生したあの政党さんですが、
自ら掲げた「マニフェスト」は、「絵に描いた餅」で終わって
しまっています。
もういい加減ウンザリしておりますが、またまた、「日本維新」
なる政党が生まれたそうです。
次期衆院選に向け、党首は、こう、息巻いておられます。
「今日から全国でものすごい大戦(おおいくさ)が始まる。
一緒に日本の新しい道をつくっていきたい。」
このフレーズを聴くに及んで、これってイメージ戦略の好例
だよなあと思ったわけです。
維新(改革・変革→美しい、正しいイメージ)
大戦が始まる(相手・・改革に反対する→悪のイメージ※)
※注釈:小泉流「反対勢力」ですな。
個人的な感覚ですが、なんとなく勢いだけに乗って進んで
いるような気がしてならないのです。
どうせ、選挙までは国民のためなどとうそぶいて、 選挙に
勝ったあとは、国民のことなど無視して、また、得意の利害
調整に走るようなことにはならないとも限りません。
結局のところ、「民意」なんてのは、議員を選ぶところまでで、
選ばれたあとはやりたい放題、しかも、選ぶ側も何も考えず
に、雰囲気だけで応援するという図式だと、いつまでたっても
回転寿司みたいに総理が替わるということになるわけです。
これは、「議会制民主主義」という制度そのものの限界なので
しょうか。
こうなったら、国民が自ら選ぶ「大統領制」にしてみるのもあり!
かもしれません。
追記:
誰かがやってくれればついていくという層が多くを占めるなかで、
自ら立ち上がり、なにかを変えようと動くひとに惹かれるのは当然
のことだと思います。
やみくもに批判ばかりしようというつもりはないのですが、また期待
した先に、大きな失望を味わうのが鬱なのですよ。