なんで梅雨のまっ最中に七夕なんだろうかと、かねがね思って
いたのですが、本来の七夕はなんと今日なんだそうです。
現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで、なかなか
星も見られないため、国立天文台では2001年から「伝統的七夕」
の日として、広報しているそうです。
国立天文台の記事から引用させていただくと、
もともと七夕の行事は、7月7日といっても現在使われている暦で
はなく、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていました。
これは、月齢およそ6の月が南西の空に輝く夏の夜になります。
太陰太陽暦は、明治6年に現在の暦が採用されるよりも前の暦で、
現在は公には使われていません。このため、伝統的七夕の日は、
太陰太陽暦による7月7日に近い日として、以下のように定義します。
二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む
日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む
日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。
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伝統的七夕の日は、梅雨明け後で晴天率は高く、月は夜半前には
沈み、その後は天の川がくっきりと見える観察条件となるそうです。
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