被災地の復興、まだまだ長い道のりという印象でした

悲惨な被災地の状況を実際、目の当たりにして、どうもやり切れない思いでおります。

なもので、今日は更新しないでおこうと思っていましたが、がんばって書いてみます。

先週末、東日本大震災から1年4か月が経過した、気仙沼陸前高田大船渡を訪れました。

そして、そこで目にしたのは、どの地域もがれき撤去は進んだものの、復興までにはほど遠い

という現状でした

気仙沼を例にしてみますと、

2012年7月21日、陸に打ち上げられた船のある場所から、気仙沼湾方面を眺めたものです。

shuttlexの備忘録と私的雑感

比較画像:2011年7月、Googleストリートビューでの同場所

shuttlexの備忘録と私的雑感

1年前と比べて、たしかに、泥やがれきの撤去が進んでいるのがわかります。

つぎに、陸前高田を例にしてみますと、

2012年7月21日、陸前高田駅があった場所から高田病院(右下)をを眺めたものです。

雑草があちこちに茂っています。

shuttlexの備忘録と私的雑感

比較画像:2011年8月、Googleストリートビューでの同場所

shuttlexの備忘録と私的雑感

こちらはあまり変わっている印象はありませんね。以前の様子を知らないので、うかつには

言えませんが、がれきは海側の場所に分類して積み上げられており、かなり撤去が進んで

いるような印象を受けました。

訪れたのが土曜日だったこともあるのか、どちらも工事関係者はあまり見かけられず、ただ

ただ、荒廃した原野のような場所があるだけでした。

気仙沼の在住の歌姫、熊谷育美さんのホールライブのとき、たしか、こう語られていたのを

思い出しました。

「震災以降、たくさんのひとが気仙沼にやってこられて作業されているの見て、自分もがんば

らなくてはとやってきました。そのおかげで、街からがれきはなくなったけど、それとともに、作

業されるひとも一気にいなくなり、いまはなんだかなあ、どうしたものだかという気持ちです」

がれきはなくなったけど、この先どうなっていくんだろうと、他人とはいえ、ぼーと眺めていたら、

自然と目頭が熱くなりました。