公の山岳診療所のドラマをやるよね、などと言っていたので、さっ
そく観てみました。
超ベタなキャスティングに、ドラマで関心の高い「医療」に、「救助」
というテーマとくれば、成否はやはり脚本でしょうか。
このドラマは、将来を嘱望されるクールな大学病院のエリート心臓
外科医、速水(向井)が、医療機器や薬がそろわない標高2500メ
ートルを超える山の診療所に突然派遣され、懸命に治療する中で、
命とは何かを考えていくヒューマンドラマなんだそうです。
さて、第二話のけが人救出シーンのロケ地は美ヶ原高原の武石峰
あたりなんだそうです。
いやー、突っ込みどころ満載のドラマでしたね。
1.風邪ぎみというツアー客朋子(内山理名さん、かわいいですね)
速水の判断に対し「山をなめている」と糾弾(罵倒)するシーン。
どうも、いけません。小山遙のヒステリックなキャラは。
山の医師には、こまかな配慮(問診)が必要とは思いますが、最終
的には「自己責任」の世界ですしねえ。
蛇足ですが、、
まっ、観光地ならともかく、登山でこんなにきれいに化粧した女性に
会ったことは、いまだかつてありません。
2.案の定、登山途中で歩けなくなった朋子に、他のツアー客が揉め
出したため、その場所に待機させて登頂を続けたシーン。
私は基本、仲間か単独行なのでツアー登山のことはよくわかりませ
んが、最低2人ガイドがいないと不測の事態に対応できませんよね。
実際にこんなことがあるんでしょうか、そして、ツアー登山というのは、
所詮、こんな程度の集まりなんでしょうかね。
3.朋子(内山理名)を背負うシーンの際に、トレッキングポールにタオ
ルを巻いて、両手を使えるようにしたシーンは技ありでしょうか。
しかし、実際、担ぐほうはこのポールが腰に食い込んで辛いでしょうね。
ひとまず次回も観るとは思いますが、次回は速見の母上の病状も
気になるし、夜間に下山するっていうのは無謀ですよね。
美ヶ原高原なら、車道を下れば、時間がかかってもなんとかなる
とは思いますが・・・。
追記:7月16日
突っ込みどころの追記があります。
夕日のなかで手術をするシーンがありましたが、そんなことしなく
ても、診療所には電気照明があるはずなんですが・・・。
証拠画像がこちら(蛍光灯の灯りがみえますよね)
多くの登山客が見込める営業小屋にはディーゼル発電装置とか、
ソーラー発電などの発電装置がたいてい備え付けられているもの
です。ましてや診療所のある場所ですからね。
しかも、小屋のメンバーが急いで持ち寄る懐中電灯が、これまた
古いものばかり・・・。
現在はLED照明のヘッドライトでも最低35Wはあるし、私の持って
いるものは100W仕様ですから、小屋になければ登山客にお願い
すればなんとかなるように思いました。
追記:7月17日
まあ、視聴者の立場ではどうでもいいのですが、第二話の視聴率は
11.6%と初回14.7%から3.1%の下落なんだそうです。
ミタさんのようなお化け視聴率はさておき、最近はどのドラマも低迷し
ているそうだから、向井、医者でこれくらいで推移すればよしというと
ころなんでございましょうか?