夏の電力需要をまかなえなくて、企業活動や生活に不都合なことが
起きてしまうとのことで、大飯原発を再稼働していくみたいですね。
しかしもって、もうちょっと、わかりやすくというか、理解が得られやす
いような説明とかが、できないものでしょうか?
その一方で、反対だ、反対だと言っている人たちにも、ちょっと違和感
を持っています。
私が自分の考えにあっていると思ったのが、ジャーナリスト江川紹子
さんが、先日ツイッターで発言された内容なのです。
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「原発に関してはリスクを最大限に考えろというのに、脱原発のリスク
をあまり考えていない人が少なくない。本気かつ現実的に脱原発を求
めるからこそ、そのリスクやデメリットを見つめ、どう解決し乗り越えて
いくか考えないと。・・・・」
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とにかく、脱原発に向かうにしても、安全安心とか、いいことばかりじゃ
ないと思うし、廃炉とかのコスト増や、そこにある限り続く危険、そして、
夏の需給状況など、負の情報までも、まずはきちんと示してほしいも
のです。
【雑感1】
止まっていても原発を維持するだけで、相当の費用がかかって
いるようです。
少し前の記事ですが、 こちらから
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日本産業・医療ガス協会の豊田会長が記者会見で、
値上げ分の3分の2は原発の維持管理費だと指摘。
「止まって電気を生まない設備をコストに織り込むことは、会計原則
からして認められない。政府決断で原発を停止したことで生まれた
コストは、政府が負担すべきだ」と主張されたそうです。
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こう、ずばっと言い切ってもらったほうが、火力燃料の負担とか言って
値上げの理解を求めようとするより、よっぽど説得力がありますよね。
【雑感2】
検査停止といっても、原子炉に燃料棒がある限り、危険度は
変わらない?
「定期点検で止まった原発は安全だろう」と思っているひとも多い
かもしれませんが、停止したからといって、クルマのように、キーで
エンジンを切るのと違い、原子炉は、エンジンに相当する、炉心内
の核分裂連鎖反応を止めても、冷却し続けない限り、高熱状態が
続くのだそうです。