「祈るだけならだれでもできる、行動を」に説得力あり

昨日は散々「絆」と言う言葉が飛び交いましたが、、一方で

なかなか進んでいないのが、被災地のがれき処理ですよね。

被災地のがれき廃棄物の処理は、まだ全体の6.2%しか

進んでいないそうです。

がれきが山積みになっていて、街の復旧もまだまだ進んで

いないし、だいたい、その地で働き口もままならない状況では、

そりゃ、若いひとたちも帰ろうにも帰られないですよね。

shuttlexの備忘録と私的雑感

しかしもって、「祈りますよ」、でも「がれきはイヤ」にみる、

「建前」と「本音」のギャップ。

石原慎太郎東京都知事が追悼の講演のなかで、「祈るだけなら

誰でもできる。行動をしなくてはだめだ」と語り、進まないがれき

処理の遅れに危機感を示したそうです。

とにかく、国に信頼がないから、いくら放射能は大丈夫といって

も信じない住民もでてくるのでしょう。

でもね、放射能が怖いんだったら、宮城と岩手県のがれきくらい

受け入れてあげてもいいでしょ?

すべてのひとの意見なんか聞いてたんじゃ、なんにも前に

進まないんじゃないかなあ

ここにきて、やっとこさ、「国は一歩も二歩も前に出る」と首相が

語ったそうですが、

この話し、私は支持しますよ、でもね、要は「実行力」ですよ。

「実行力」。。

行政指導を強化するなり、法整備するなり強力なリーダーシップ

でやっていかなきゃ、だめだよなあと思いますね。

追記1:

こんなこと書いていて、かなり矛盾する話しなのですが、、

被災地のがれき処理が進まない真の理由は、がれきの広域処理

の受入れができないこと以外にあるようです。

災害廃棄物の総量は約2,300万トン

そのうち広域処理分は約400万トン

ということは、仮にが広域分のすべてが処理されたとしても9割

近いがれきの山は残るわけです。

どうもがれき処理が進まないのは、復興計画がたたないからとの

該当県からの話しもあるようです。

まあ、いずれにしても復興を進めるには「実行力」(なにかを決め、

進めること)が求められているのはいうまでもありません。

※この情報は、太田区議会議員の「奈須りえさんの日誌」より

 引用させていただきました。

追記2:(週刊ポストより)

新聞やテレビはその状況を、「がれきの押し付け合い」「住民エゴ」

と報じているが、実態はまるで違う。水面下では、がれきは「カネの

成る木」となり、「奪い合い」が起きているそうです。

つまり、「がれき」は焼却場の維持に必要な「燃料」

がれきの輸送費は国持ち、おまけに補助金もつく。これほどうまい

燃料はないそうですよ。

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