ディフェンダーにサードパーティの大型ミラーを取り付けたお話しを
昨日しましたが、この大型ミラーの取り付けで英国品質をみた話し
をしてみましょう。
ネットで販売されているディフェンダーのミラーはだいたいにおいて、
ミラーのアームも含んだセットで販売されています。
これをそのまま取り付けようとすると、ドアヒンジを取り外す必要が
でてきます。
これが面倒なので、ミラー部分だけを取り替えるという方法をとる
かたが多いのではないかと思います。
こちらはミラー部分を取り除いてアームだけになっている写真です。
取り外しはミラー本体の底面にある六角ねじを取り除けば、かんたん
に取り外しができます。
こちらはミラーを分解してミラーの裏側にある、取り付け部分を
わかるようにしてみたものです。
ご覧のように、ミラーアームをミラーのなかのこの金具と外側底面の
金具を二つのフックを介して、六角ボルトで固定するしくみになってい
ます。
ランドローバー標準のミラーには、内部の金具がはずれないように
白く囲った部分にプラスチックのスリットがあるのですが、このサー
ドパーティの大型ミラーはそれがありません。
このため、ミラーをアームから取り外すとなかの金具が外れてしまい、
さらに、アームとの組み付け時に上からの押えがないので、取り付け
にとても苦労しました。
さらにもっと酷いのは、この金具が取り付けられるミラーのプラス
チック部分が成形時点で薄くなっており、締め付け時に標準ミラー
なみに締め付けると薄いプラスチック部分が割れてしまうのです。
突起部分が押さえつけられるため、接合部分が割れてしまってい
ます。
こういう状態になると、ミラーが固定できずぐらぐらになってしまい
ます。
そこで泣く泣く、修復に取り組みました。
強力接着剤(私が選んだのはボンドのウルトラ多用途SU)で割れた
部分をくっつけました。
さらに今回の構造的問題となっている、金具とプラスチックのスキマ
を埋めるくらいの厚みで塗り込み、これにより内部の金具まで接着し
て動かないようにしました。
塗った状態の写真を取り忘れてしまいました。
接着剤が乾くのに1日置いて、もう一度アームに取り付けました。
これでミラーがガクガクすることもなく、しっかりと固定できるように
なりました。でも強く締め付けるのは気が引けます。
ディフェンダーのサードパーティのパーツは、当然ながら英国製の
ものが多く、最初から不良品だったり、仕様自体に問題があるもの
がみうけられます。
円高を利用して海外輸入のメリットが出ていますが、海外、それも
英国(酷)品質というリスクもあるわけです。