私も含め、ネットの広まりによって、いままで多くのひとに対して情報
発信する機会がなかったひとが、なにかしらの情報を発信できるよう
になったことは、とてもすばらしいことだと思っています。
しかし、その一方で、twitterなどのSNSを含めたネットの情報を過度
に信用するひとの多いこと。
最近のネットの流行り言葉である「ステマ」(ステルスマーケティング)、
はやい話しが「やらせ情報」の件についても、業者がより巧みにやって
いるという事情があるにしても、その情報を盲目的に信じてしまうひとも
一定数いるようです。
このあたりは、今流行りの「脱原発」だの、「東電が悪い」なんて言って
おけばOKなんていう安直な論調に、すぐ同調して激高するかのような
twitterのつぶやきにも見受けられます。
これまた、そのつぶやきをtwitterでのリスナーの意見ですと、安直に
伝えるラジオ局も、よほど劣化しているように思えてなりません。
ネットの情報や、twitterのつぶやきなんて、玉石混淆だから、そのなか
から、きちんと選別して伝えることができないものだろうかと思うのです。
それが検閲だの、自由への規制だなどという原理主義者などは無視し
ていいのです。
また、ネットの情報を取捨選択できないリスナーであれば、ある程度
ウラを取ったマスコミの情報を信じていた方が、まだ幸せのような気が
します。
----------------------------------------------------------
要するにネットが広まったことで得られたのは、「情報にふれる機会」
だけであって、現在は、その情報を取捨選択する力の格差がいっそう
広がっているのではないでしょうか。
----------------------------------------------------------
ネットそのものはとても便利なツールですが、そこに流れる情報をどう
使っていくかが、情報を発信する側にも、受け取る側にも問われている
ように思います。