ディフェンダーのAアームジョイントを点検しましょう

ディフェンダー90の車検に向けて、最近さぼりつつあった点検を

始めました。

前回のディフェンダー日記でお話しした要修理箇所とは、リアAア

ームのボールジョイントだったのです。

この部分です。(ヘインズの修理マニュアルから引用)

shuttlexの備忘録と私的雑感

これが私のディフェンダーのボールジョイント部です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

前回の点検では問題なさそうだったブーツの部分が硬化して、つ

いに、ぼろぼろ切れています。

じつは、年数の経過したディフェンダーではよく発生するケース

のです。

このパーツは、金属で作られており、潤滑させるためにブーツの中

にグリスが封入されています。このブーツが経年劣化して切れると

グリスが抜け、水が浸入してガタや振動の原因になります。

破れがあると、車検に通りませんので修理が必須となります。

shuttlexの備忘録と私的雑感

このA型フレームのボールジョイントというパーツですが、いったい

どういう役割をしているのか、わからないかたに図を使って説明して

みましょう。

ディフェンダーというクルマの足まわりは、凹凸のある悪路を走行す

るために「車軸式A型フレーム」を使っています。

こちらがディフェンダーのリアの足まわりの図面です。車軸はスプリ

ングとショックアブソーバーを介してボディと固定され、上部にあるア

ッパーリンクとロアーリンクでその動きを制御しています。

この足周りによって、ディフェンダーは地面の凹凸に対して驚異的な

伸びでしっかり大地をとらえてくれるのです。

shuttlexの備忘録と私的雑感

さて、取り替えるパーツが、このボールジョイントです。ブーツだけ

での取り扱いがないので、基本、この部分を一式で取り替えます。

純正パーツで1万円くらい、サードパーティのもので5000円くらい

で供給されています。

shuttlexの備忘録と私的雑感

このジョイントを取り替えたものがこちらの画像になります。

shuttlexの備忘録と私的雑感

Aアームとロワアームのブッシュも一緒に交換するのが理想なんだ

そうですが、今回は費用削減のため、ボールジョイントの交換だけに

しておきます。(これだけでも効果ありです)

この修理はハンマーと気力さえあれば個人でもできる作業ではあり

ますが、いかんせん、ランドローバー車は取り付け部がしぶくてなか

なか抜けないので、がんばって治すと、今度は自分の身体の修理が

必要なりそうです。(笑)

だから、自分で手に負えない修理は車検時にお願いして整備するこ

とにします。