東京都世田谷区八幡山のスーパー「パワーラークス世田谷店」の
周辺で最大毎時170マイクロシーベルトの放射線量が検出された
問題で、1日午後から現場の掘り起こし作業があり、地中に試薬瓶
が発見され、放射線の核種はラジウム226であることが分かった
そうです。
これは先日、世田谷の民家で見つかった放射性物質と同じものな
のだそうです。
この放射性物質の発見のニュースで、私が気になったことは、
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1.調べれば、全国レベルで見つかる可能性があるのでは?
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「ラジウム226」ってのは、かつては、時計の文字盤などを光らせる
夜光塗料や医療検査機器として使われていたようですが、1960年
ごろから放射線量の少ないプロメチウムという元素にかわったそう
です。
東京には放射性物質を扱った町工場とか研究機関が多くあったで
しょうから、1958年の法律施行(放射線障害防止法)以前とかは
いいかげんな処分をして放置されている放射線源があるのではない
でしょうか?
しかも、ラジウムの半減期は1600年と、気の遠くなる期間ですし・・・。
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2.しかし、なんで世田谷で何度も見つかるのか?
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世田谷には放射能にナーバス、もしくは憂慮する団体、個人が多い
からでしょうか?
報道をネットで探ってみたら、どうも発見の裏に、「放射線ハンター」
のような人物が存在するようなのです。
J-CASTニュースでの報道によると、
世田谷区では、10月中旬、民家から高い放射線量が測定され、床
の下からラジウムの入ったビンが発見された事件があったが、これも、
この男性が近辺の線量を測定し、ツイッターで報告。それを見た市民
団体が区に通報したのがきっかけだったそうです。
この人物は自腹で13万もする、個人レベルでは高価で高性能な線量
計を所有しておれれるようです。
どうも、線量ツイートで騒がれる=世の中を動かせる=影響力がある
ことに動機付けられている模様です。
追記:11/3 産経ニュース報道より
東京都世田谷区八幡山のスーパーマーケット周辺で最大毎時170
マイクロシーベルトの放射線量が測定された問題で、文部科学省な
どは2日、現場周辺の掘り起こし作業を続け、深さ40センチの地中
から放射線源とみられる試薬瓶を回収、撤去した。
しかし、測定の結果、さらに十数か所から放射線の発生している個所
が発見された模様です。