ディフェンダー、リア取付けねじのステンレス化を考える

ディフェンダーのショートボディ90(ナインティ)、ロングボディの110

(ワンテン)そのどちらも、中古車で手に入れる場合、気になるひとつ

が、ボディ各所のサビ付きではないでしょうか。

とくにリアのボディ部のサビは顕著にでてきます。

では、実際にネットに出ていた中古車両で確認していきましょう。

1.この車両事例では、シャーシパネル部がサビ付いているものの、

ボディとの連結しているボルトは交換品のようで大丈夫のようです。

shuttlexの備忘録と私的雑感

2.こちらもおなじくネットに掲載された車両です。

この車両については、パネル部といっしょにボディとの連結している

ボルトもかなりサビ付いています。

shuttlexの備忘録と私的雑感

こういう車両は、販売までにお金をかけて手直しをしない分、価格を

下げている中古店によくみかけます。

じつはここに大きな落とし穴があるというのはまた別の機会にお話し

したいと思います。

さて、シャーシパネルの塗装については、また別途お話しすることと

して、今回は、リアシャーシとボディをとめているネジの交換について

お話ししていきます。

上記の車両のネジ取り付け部を拡大してみたのがこの写真です。

純正の取り付けボルトは標準のものであれば、だいたいどのクルマ

もすべて、もしくはどこか一部は必ずこんな感じでサビ付いています。

これはディフェンダーを著しく旧車に見せてしまう要因となっています。

shuttlexの備忘録と私的雑感

このねじのサビ付きについては、以前ブログに書いた通り、サビ取り

剤に漬け込んでさびを取り除くことで対処できます。

こちらが強力サビ取り剤の「KUREラストリムーバー」です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

この作業で、サビを落として取り付け直したのがこの写真です。

なお、濡れているように見えるのはサビ止めとしてクリア塗装している

からです。

shuttlexの備忘録と私的雑感

当初はこれで満足していたのですが、、その後、数ヶ月でまたサビが

発生するに及んで、このボルトのステンレス化をしてみようと考えまし

た。

そこでいろんなホームセンターやカー用品店に出掛けて探しました。

しかし、この部分のボルトで私を満足させるものがなかなか見つ

からないのです。

単純にステンレスのボルトなら合うものはすぐに見つかるのですが、

これをそのまま取り付けると、やっつけ仕事丸出しです。

そこで、ひょっとしたらクルマ以上にこだわりのあるバイク用品ならば

ないかと思い立ち、専門店を検索して出かけました。

そこで、ボディとの接合面も広くてしっかりしている、私の求めていた

ボルトを見つけたのです。

そこで、この製品情報をみなさまにもお伝えいたしましょう。

タコ株式会社のステンレス製の皿キャップボルトとローゼット

ワッシャーです。

この製品は大型バイクのメンテナンスなどで使用する汎用パーツで、

バイク用品を扱うお店なら置いてある可能性が高いです。

これが私が買ったバイクパーツ専門店での展示例です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

shuttlexの備忘録と私的雑感

こちらがローゼットワッシャーの展示例です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

shuttlexの備忘録と私的雑感

交換はかんたんです。ボディ内側に手が届きますので、ボルトを固

定しているナットを外して取り替えるだけですから、DIYで十分できる

作業です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

なお、ボディ裏側から固定しているナットは、最寄りのホームセンター

でステンレスのナットを買ってきましょう。

ばら売りだと1個15円から20円くらいで購入できると思います。

ボルトとワッシャーを全部交換するとそこそこの金額になって

しまいますが、取り替えてから以降、まったくサビから解放され

ますので、個人的には満足しています。

ちなみに、ドアヒンジやボンネットヒンジをステンレス化するののは、

オーナーになったら、よくやる対策ですが、その他の部分について

は、そのままにされている方も多いようです。

じつは、わがディフェンダー、ボディ各所をほとんどステンレス製の

ボルトに取り替えています。

このことについても、のちのちお話ししていきたいと思います。