英国ランドローバー社のディフェンダーは雨漏れが標準装備という稀有
なクルマです。(笑)
このため、ディフェンダーのボディからの雨の浸入を防ぐためのチェック
ポイントなるものが、UKのディフェンダーサービスマニュアルあるのです。
今回は前回のルーフ周りの雨漏れに続き、その他ボディのチェックポイン
トを見てみましょう。
さて、チェックすべき項目を下に挙げていますので、継ぎ目の部分をよく
見て、大きなずれや切れ込みなどのダメージがあれば、それらすべてに
シーラント(コーキング剤)を塗っていきましょう。
塗ったあとは、やわらかい布で、あふれた部分や不要なところに付いた
シーラントをしっかり拭き取ってください。
今回はパテ盛りが必要な個所がありますので、必要な場合は、別途パテ
をホームセンターで用意しましょう。
では、チェックポイントを図と写真で説明していきます。
1.フロント窓ヒンジからの雨漏れがないかみましょう。
①ボルトのゆるみがないか確認して、ゆるんでいたら締めたあと
雨の浸入がないかテストしてみてください。
②フロント窓ヒンジ周りを清掃したうえ、クリアシーラントを塗って
いきましょう。
2.リア上部ボディのパネルからの雨漏れがないか確認しましょう。
上部ボディのパネルがボディから浮いている場合、クリアシーラント
を塗っていきましょう。
ここかなり浮いているケースをみかけます。
3.リア下部ボディ部からの雨漏れがないか確認しましょう。
ここも浮いてる車両をよくみかけますので、すき間はクリアシーラント
で埋めていきます。
4.リア下部ボディのドウェルプレートをチェックしましょう
ここにも浮きを発見したら、クリアシーラントを塗っていきます。
5.リアボディのウェストシール部のギャップを確認しましょう
①接合部とのギャップがあればパテを盛って埋めましょう
②パテ盛りしたうえにテープを貼りましょう
6.ドアモール部のねじれた部分が、しっかりボディに付いているか
確認しましょう。
しっかりボディに取り付けられているか確認して、浮いているよう
なら、いったん取り除いてまたしっかり取り付けましょう。
7.ストラップブラケット部にギャップがないか確認しましょう。
浮いているようなら、クリアシーラントで埋めていきましょう。
8.フロントトップヒンジ部分にギャップがないか確認しましょう。
9.フロントドア前部のストラップのブチルシール部を確認しましょう
斜線の部分にシーラントを塗っていきます。
10.フロントドアのロック部からの雨漏れを確認しましょう。
ロック部のインナーパネル内部の接合部にクリアシーラントを
塗っていきましょう。
11.Aポストの上部ドアシールを確認しましょう
①接合部とのギャップがあればパテを盛って埋めましょう
②パテ盛りしたうえにテープを貼りましょう
12.サイドフロントドアのウエストシールの接合部のギャップを
確認しましょう。
①接合部とのギャップがあればパテを盛って埋めましょう
②パテ盛りしたうえにテープを貼りましょう
13.デフォーメットパネルのロック部分を確認しましょう。
接合部にギャップがあれば埋めていきます。
14.ドアのカーテン部分からの雨漏れがないか確認しましょう。
15.ドア内部からの雨漏れがないか確認しましょう。
16.リアサイドドア角の接合部のギャップを確認しましょう。
①接合部とのギャップがあればパテを盛って埋めましょう
②パテ盛りしたうえにテープを貼りましょう
17.サイドリアドア角の接合部のギャップを確認しましょう。
①接合部とのギャップがあればパテを盛って埋めましょう
②パテ盛りしたうえにテープを貼りましょう
以上が、ディフェンダーボディ部のチェックポイントだと、サービス
マニュアルに記載されています。